最近では、ナイトワークの業界は新型コロナウィルスによるパンデミックによって客足が大幅に減少し厳しい状況です。ワクチンなどの明るいがニュースあるとは言え、いつになったらナイトワーク業界が以前のように活気が戻るかは見通しが立ちません。
「外への外出がしにくい雰囲気」が続いている状況ですから、「男性もお酒の席で女性がつくようなお店」や、「性風俗の店舗」に足を運びずらいというのが現状だと思います。
そのため男性はインターネットで女性と触れ合う機会を求めるようになってきています。
チャットレディは動画チャットを通じて男性と会話するのがお仕事で、「インターネットで女性と触れ合いたい」という男性のニーズに合ったお仕事です。チャットレディはいろんな呼び方があり「チャトレ」「チャットガール」とも呼ばれています。
チャットレディは完全在宅でお仕事ができるのでどこの地域に住んでいても拠点に依存せず、お仕事ができるのが強みです。また、自分の隙間時間に働くことができるワークスタイルは主婦や会社勤めのOLの副業にも人気です。
とはいえ、主婦の方はもちろん夫にチャットレディをしていることがバレたくないですよね。バレてしまっては夫婦関係に大きな傷を付ける可能性がありますから・・・。
そのためチャットレディで扶養に入っている人は扶養でいられようにコントロールしましょう。本記事では「チャットレディが気を付けるべき税金や扶養の範囲について」、徹底的に解説していきますのでこれからチャットレディを始めたいという方、ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
チャットレディーが稼いだ場合の税金と確定申告について
チャットレディは短時間で稼げて時給に換算すると2000円前後は稼ぐことができる業種です。
もちろんナイトワークは若い子が特に人気になりますから、人気が取れれば学生でも大きな金額を稼げる可能性があります。
それはチャットレディという業種が完全成果主義で一般的なパートやアルバイトのような時給制とは全く異なり、報酬という体系が一般的だからです。
チャットレディの報酬はお客様と会話した時間により報酬が支払われるようになっています。
チャットレディには源泉徴収がありません
チャットレディは「自分でチャットサイトに登録して働く方法」と、「サイトと提携する事務所と契約をして働く」の2つの働き方を選べます。
自分でチャットサイトに登録して働く場合は、「チャットサイトを利用して収益を上げている個人事業主」になります。事務所と契約で働く場合も、チャットレディは事務所から業務委託を受けているということになります。
チャットレディの分の税金は面倒を見てくれるわけではありません。
どちらとも報酬という体系でお金が支払われるので源泉徴収は行ってくれません。
チャットレディは自分で確定申告をしなければならない
チャットレディは基本的に源泉徴収がありません。
チャットレディとして働くということは個人事業主であるという認識が必要です。
ということは会社員やアルバイトのように税金を自動で差し引かれるわけではないので、税金は自分で計算し確定申告をしたうえで自分で税金を納める必要があります。
「これからチャットレディを始めたい!」という方で「夫の扶養に入っている主婦が夫に内緒でチャットレディを始めたい」という方や、「学生で親に内緒にチャットレディを始めよう」と思っている方は特に税金と確定申告に関する知識をつけておく必要があります。
というのも、知識がないがチャットレディで稼いでいることで知らぬうちに脱税になる可能性があるからです。
特に学生のような若い女性は注意が必要です。若い女性であればナイトワークで人気があるのはあたりまえですよね。チャットレディのお仕事でも人気がぐんとあがり学生でも思わぬ金額を稼ぐこともできてしまいます。
税金は基本的に累進課税といっていって稼ぎが多い人ほど多く税金を納めることになります。
ものすごく大金を稼げたからといって、税金のことを何もしらずに納税をせず浪費してしまったりすると後々に税金が支払えなかったり税務署にチェックされ親にバレてしまいます。
稼げたら半分くらいは貯金するなどして税金を納められるようにしておきましょう。
税金周りのことを調べると国税庁のサイトなどに文字羅列で書いてあって「難しい・・・」、「読むのがめんどくさい」と思いますよね。なので、重要なところだけ押さえておきましょう。
税金は、すべての収入に対して、雑所得および所得税の課税対象となります。
理屈上稼いだ額がいくらであっても確定申告し税金はかかるということです。
とはいってもほんの数万円、数千円しか稼いでいないのに確定申告して税金も取られるのかよ・・・と思いますよね。でも大丈夫です。稼いだ額が一定額を下回る場合は確定申告は必要ありません。
確定申告には、基礎控除というものがあり年間48万円以下の収入であれば税金がかからず申告不要です。
もちろん稼いだ額が48万円を超えたとしても、その額を稼ぐためにかかってしまった費用(経費)を差し引いて48万円を下回るのであれば確定申告は不要で所得税はかかりません。
チャットレディの話に戻りますが、チャットレディによって得た報酬も税金を納める必要があります。年間48万円を超えるようであれば確定申告し税金を納める必要がありますので、しっかり確認しておきましょう。
チャットレディはいくら稼いだら扶養から抜ける?
チャットレディは、隙間時間を使って短時間で効率的に稼ぐことができてしまう仕事で魅力的です。
時給にすれば人気が集まる子で8000円を超えている人も珍しくはありませんし、若い女の子だと人気になりやすいですから一気に稼げてしまうこともあるでしょう。
チャットレディをしている女性で結婚されている人の場合、夫にはバレたくない人が多数だと思います。
学生の子も同様です。親にバレても大丈夫なんて人はほとんどいないはずです。
チャットレディーをしていることが夫や親にバレてしまうケースとして一番可能性があるのは税金面で扶養から外れた時だと思います。
チャットレディで稼いでいるあなたが夫の扶養控除の範囲を超えて稼いでしまった場合、夫や親の扶養から外れます。なので、夫や親が配偶者控除を受けることができず夫の所得税が高くなってしまいます。
ということは、夫は妻が何か黙って仕事をしているとすぐに判明してしまいます。
夫がチャットレディーをしているとは察していなくても、「なんの仕事をしてるの?」と聞かれてしまうと思います。
「チャットレディとは言えない・・・」けど、嘘をついても日常生活で噓をつき続けるのは心も痛いものです・・・。
最悪、嘘をついてバレてしまっては夫婦関係に深い傷が入り離婚問題にもなりかねません。
もし、この記事を読んでくださっている方で夫に内緒でチャットレディーとして活動し稼いでいるのであれば、夫の扶養から外れてしまわないように稼ぎを調整する必要があります。
そもそも扶養とは?
扶養は経済的に親族の者から援助を受けることを指します。
「妻が夫の扶養に入る」という言葉をよく聞きますよね。学生の方も同様で、親の扶養に入っています。
この扶養というものを受けている人は収入の額によって扶養でいられることができるようになります。
逆に扶養を受けている方が収入を一定額を超えて稼ぐと、扶養に入れさせてもらっている相手の所得税や住民税に対する優遇がなくなり納める税額が変わります。
扶養控除について
扶養に入ると相手方は扶養控除というものを受けることができます。
扶養控除は簡単に言えば納税者に対する税額優遇です。
具体的に言えば課税される所得の金額が減額されるということです。
もしあなたが夫の扶養に入っている場合、夫は扶養控除により課税対象の所得が少し減額されます。
16歳以上の学生の場合も同様です。16歳~23歳未満の子にはお金が一番かかるので、親は税負担が軽減されるんです。
扶養には2種類あり「税務上の扶養」および「社会保険上の扶養」と分かれています。
税務上の扶養の場合は年間所得が48万円以下は税務上の扶養の範囲となります。
これは、給与ではなく報酬としてもらっている場合です。しかし、この48万円はあくまで所得です。その所得を得るためかかってしまった費用は経費として計上することができます。
極端な100万円以上をチャットレディで稼いだとして、52万円以上の経費として計上できれば扶養から外れず税務上の扶養の範囲でいられます。
これはチャットレディとして働きく方にはとても重要ですので覚えておきましょう。
では、給与所得してもらっている場合ですが、扶養の範囲は給与年収103万円以下です。給与所得の場合はあらかじめ給与所得控除というものがありますので、経費を計上して所得を減らすというのはできません。
ただ、チャットレディは報酬という体系が一般的ですので給与所得としてもらうケースはほぼないと言えるでしょう。
社会保険上の扶養の場合は、年間の所得が130万円未満の場合は社会保険の扶養の範囲内となります。
ただし、加入している社会保険によって範囲が異なる可能性があるので一度、夫や親に確認しておきましょう。
チャットレディの経費申請になるもの
上記で、所得にかかってしまった費用は経費として申請できるので課税対象の所得を減らすことができると解説しました。とはいえなにが経費になるのかいまいちわからないという人もいるでしょう。
チャットレディが経費として申請できるものはたくさんあります。
まず、代表的な経費としてパソコン代やWEB用のカメラ、マイク代ですね。
これらがないとチャットレディの仕事ができないわけですから、チャットレディを始める前に購入した場合は申告することで経費として認められます。
他にもチャットレディで使うコスプレや場合によっては美容品、化粧品代なども経費として認められる可能性があるので領収書を取得して保管しておきましょう。
稼ぐ額を決めて働き方を柔軟に考えましょう
上記でチャットレディでいくら稼ぐと扶養から抜けてしまうか解説しました。
扶養から抜けてしまって「チャットレディをしていることがバレたくない」という方はなんとしても扶養の範囲で稼ぎ扶養を維持しましょう。
チャットレデイの仕事内容でイメージされるのは男性と会話することだけに思いがちですが、個人事業主扱いになるわけですから経費や売上を管理して確定申告をし、税金を納めるまでの流れも仕事内容の1つです。
お店で買った物はレシートを取る習慣をつけましょう。
またクレジットカードなどインターネット上で明細が確認できるような管理の仕方もいいと思います。
最近では専業主婦の収入に対して税務署が見る目が変わっています。
チャットレディをしている主婦は税務署が特に目を光らせているので税務調査の対象となる可能が非常に高くなっています。
間違っても確定申告せず税金を払っていないなんてことがないように気を付けましょう。
売上と経費を管理して、収入をコントロールする!
- チャットレディーで稼いだ場合の税金と確定申告について
- チャットレディをしつつ扶養で入られるには?
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は、「チャットレディが気を付けるべき税金や扶養の範囲」について解説しました。
チャットレディで稼ぎたいけど「夫や親にバレたらどうしよう・・・」と悩んでいる方、多いのではないでしょうか。
チャットレディは個人事業主として扱われるのが一般的です。男性とのチャットをするだけとイメージしがちですが、売上や経費の管理を行い確定申告をして税金を納めるまでもお仕事の一つです。
源泉徴収などはありませんのでいくら稼いでいるかは必ずコントロールできるようにしておきましょう。
稼ぎすぎてしまって扶養から外れてしまうと、扶養控除を受けている相手の課税額が増えてしまいますので何かしらの所得があることがバレてしまいます。
さらに気を付けるべきなのは主婦の方です。最近では税務署がチャットレディをしている主婦には特に目を光らせています。
今のご時世、新型コロナによるパンデミックでこれまでの働き方が変わりつつあります。風俗業界も大打撃を受けていて対面でのサービスは厳しい状況でいつ、活気が戻るかは見通しがつきません。
チャットレディというお仕事は新しい時代の働き方と言えるのではないでしょうか?
この記事を見て、これからチャットレディを始めてみたいけど「夫や親にバレないようにしたい」という方に参考になれたら嬉しいです。